吊り作業の際にはどうしたらいいのか

新居に引っ越しをするとき、大きな家財道具やピアノなどの楽器類を家の中に運ぶ場合、細かく分解ができるものは搬入はできるけれども冷蔵庫やピアノなどはそのままの状態で運ぶことになるので、玄関から入らないときは庭から、庭が狭いなどのときには吊り作業で行う必要があります。

現在の住まいでも吊り作業専門業者を利用された場合などでは勝手がある程度分かるかと思われますが、新居で初めてとなったときには何をどのようにすべきか分からない人も多いのではないでしょうか。

クレーンのことなら吊り作業専門業者へ

吊り作業専門業者は、クレーン車やユニック車などの特殊車両を使い玄関や1階の部屋などから搬入が困難な家具類や楽器などを吊り上げる、それを2階などの部屋から搬入するといった特殊な作業を専門にしている会社です。

引っ越し業者の中にはユニック車を所有していて事前に相談することで搬入計画を立ててくれるところもありますが、ユニック車を所有している引っ越し業者はそれほど多くありませんし、仮に所有していても台数が少ないなどの理由で車両が開いているときに引っ越しをしなければならないなど、融通が利きにくいデメリットがあります。

これに対して、吊り作業専門業者はこれを専門にしているわけですから、様々な条件下での作業経験を持っているので安心して依頼することができます。

旗竿地でも作業可能なのか？

ところで、土地の形の一つに旗竿地と呼ぶものがありますが、これは道路から奥まった場所に家が建設されている土地の総称です。

道路からのアプローチは2メートル以上の幅の道を数メートル歩くスタイルになるので、クレーン車での吊り作業は一般的な住宅と比べると難易度は高くなりがちです。

上方向に吊るすことができても、建物がある場所までの距離が長くなるとアプローチが難しくなることもありますので、事前に相談されることをおすすめします。

周囲への配慮が欠かせません！

なお、旗竿地に限ったことではないのですが吊り作業を行うときには周囲への配慮が欠かせません。

クレーン車を使って荷物を数メートル上に吊り上げることになるので、音もそうですし落下する危険性などもありますので周囲への配慮として隣近所への挨拶はもちろん、大型クレーン車で道路をふさぐことになるので交通整理なども必要になることもあります。

さらに、吊り上げたものを家の中に搬入するためには窓枠の取り外し作業なども必要になりますが、このような作業は吊り作業専門業者に相談することで窓枠の取り外しなどの作業も一任できます。