大型家具家電を上階へ、搬入の方法とは?
ドアを通らない家具家電は吊り作業専門業者へ
冷蔵庫や洗濯機などの大型アイテムを購入する場合、家のドアを通らないというケースがあります。
そのような場合専門業者に依頼をすると、窓やベランダなどから搬入することが可能です。
吊り上げ作業の場合人力による手作業や、クレーン車両などを利用することが多いです。
手吊りの場合だいたい3~4名がチームになって、家具を搬入することになります。
上階と下階に分かれて、ハシゴやロープなどを使って引っ張り上げることが可能です。
この場合部屋やベランダなどの真下にスペースがあるかが重要になり、アイテムが重すぎないかも考慮されます。
クレーン作業はどのくらいかかるのか?
クレーン作業の場合、クレーン車を使って吊り上げることが可能です。
スペースがなくてもアームを伸ばして搬入でき、リスクが低く安全性が高いでしょう。
ケースによってクレーン車のサイズは変わり、その分料金も変わってきます。
一般的な吊り作業の相場について、手作業の場合は25,000ぐらいで、クレーン作業の場合通常なら30,000ぐらいです。
大型のクレーンになると10万円以上することもあります。業者や作業内容などによって変わるので、事前に見積もりしてもらうと安心です。
基本的に吊り上げ作業にはいろいろなリスクがあるので、別途追加料金が発生することもあります。
冷蔵庫の場合横に倒すことで故障するかもしれなかったり、タンスはかなり重いのでロープがめり込みむこともあるでしょう。
不安定な状態で搬入することになるので、家具や家電が壊れる可能性や、壁や床などにキズがつく可能性もあるので心の準備も必要です。
業者にとって初めての現場になるので、リスク管理を行うためにも事前に打ち合わせすることをおすすめします。
2階や3階と高くなればなるほどリスクも増えていきます。
例えば引越し業者を利用する場合、見積り段階において営業スタッフに家具を2階3階に設置したいという旨を伝えておきます。
作業当日吊り上げ作業が必要になったしても、即日対応できないケースは多いです。
手作業なら大丈夫かもしれませんが、クレーン作業になるとクレーン車を手配することになるので予約制のところが多いでしょう。
事前に下見してもらうと結果的に効率よく作業することができ、事前に搬入ルートや方法なども決めておくと当日の作業が楽になります。
大型アイテムを購入する場合、自宅の玄関や階段のサイズを測っておくことと安心で、業者にサイズを伝えておくと作業できるか確認してくれます。
引越しにはいろいろなトラブルが想定されるので、事前に準備しておくことによって当日スムーズに作業することが可能です。