大型家具の搬入出は1人では危険

自宅で使用していた家具が古くなってきたので、買い替えを検討しているという場合、ベッドやソファなど大型家具の搬出から新しい家具の搬入は思った以上に大変な作業です。

搬入・搬出にかかる費用を節約したいと自分で全て対処しようと考える方も少なくありませんが、大型家具は大きく重量もあるので自分で作業していた時に怪我をしてしまったり、家具を通路や階段、玄関にぶつけて傷をつけてしまうなどのトラブルにつながる恐れもあるので、危険を避けるためにも専門業者に依頼をすることをおすすめします。

特にクイーンサイズやキングサイズといった、セミダブル以上のベッドを2階から階段で降ろしたり、新しく自宅に搬入しようとしているなら、分解や解体、さらに組み立てが必須となります。

ベッドの種類によっては解体が難しいタイプも多く、玄関から入らなかったりマンションのエレベーターに入らない場合には、戸建てならば手吊り、5階以上のマンションになるとクレーンでの吊り上げを専門業者に行ってもらう必要が出てきます。

ベッドフレームの他にもマットレスやソファーベッドは、ベッドフレームのように解体自体が行えないことや、見た目よりも重量があることが多いので、1人で無理に持ち上げて怪我をしてしまう可能性があるため、きちんと梱包した上で専門業者に搬入・搬出を行ってもらいましょう。

大型家具の搬入の際は窓枠を取ります

また大型家具を窓から搬入・搬出する場合は、窓枠の取り外しを行う必要がある場合が大半です。

業者によっては窓枠の取り外しによる不具合のトラブルを防ぐためにも、配送スタッフによる窓の取り外しや取り付け作業は行っておらず、自分で窓を取り外しておく必要が出てくるので吊り上げ作業を行う当日までに取り外しを済ませておく必要が出てきます。

もし自分で対処できないと判断したなら、窓枠の取り外しや家具の解体、組み立てなども一緒に行ってくれる専門業者を探して依頼するようにしましょう。

一般的な手吊り作業は、作業員3～4名で吊り上げ専用のロープやはしごを使用し、手作業で2階のバルコニーへ大型家具を引き上げる搬入方法がとられます。

手吊り対応してもらえるのは2階までの高さであり、それ以上になると小型～大型クレーンが付いたトラックで作業を行う流れとなります。

吊り上げにかかる費用は業者によって異なるため、費用を抑えたいならば一度に複数の専門業者に見積もりを出してもらい、費用を比較してみることも大切です。