玄関を通らない家具の搬入の仕方
購入したが玄関を通らない家具
海外製のソファやベッドなどを、デザインが気に入ったので通販サイトで注文したという経験をしたことのある方は多いです。
しかし海外製の家具は日本の住宅事情に適していないサイズの大きめな商品も多く、購入する前にサイズをしっかり確認をせずに注文したらいざ自宅に商品が届いても、玄関をはじめ廊下や階段を通ることができず困ったという経験をする人が増えています。
中には家具の搬入経路や搬出経路のサイズをきちんと確認したつもりなのに、いざ搬入しようと思ったら家具がギリギリ通らないというケースも少なくありません。
玄関を通らない家具として最も多いのが、ソファーにベッド、タンスであり、特に分解することができないタイプになると家具の幅が大きすぎると、玄関や階段、部屋のドアから入らなくなるケースが多いです。
では自力で対処することができないと判断したら、どうすればいいのかというと専門業者に依頼をして手吊り作業で1階から2階へ搬入してもらうという方法が一般的です。
人力以外の吊り作業方法
家具の吊り上げを専門としている専門業者は、人力による手吊り作業を行っている場合もありますし、引越し業者になるとクレーンによる作業を依頼することも可能です。
家具の吊り上げには大きく分けて3種類の方法があり、クレーンやユニック車を使用する方法と、荷揚げ機を使用する方法、そして人力による方法です。
クレーン車・ユニック車を利用する場合は、2階に吊り上げを行うケースならクレーンよりも2トンユニック車の方が費用が安くなる場合があり、5階以上の吊り上げとなると大型クレーンによる吊り上げを行うことが一般的となります。
ただしこういった大型車は建物の近くに十分に停められるスペースがないと難しいため、専門業者に依頼する際にもクレーン車やユニック車が停められるのか確認することや、窓付近2障害物がないかなどを事前にチェックされます。
そして荷揚げ車は電動のハシゴであり、専用ハシゴをベランダなどに斜めにかけて家具を乗せて電動の力で吊り上げ作業を行います。
クレーンが使えない場所でも使用することができますが、業者によっては保有していない場合もあるので事前に確認が必要です。
そして手吊りの方法はクレーンの利用が難しい場合は、人力によって作業を行うことになります。
またクレーンを使用するよりも手吊りの方が費用が安くなるケースが多いので、こちらの方法を選ぶ利用者は多いですし、吊上げ後の組立も依頼できるオプションサービスが選べる場合もあるので組み立てが不安な方も安心です。