搬入が難しそうな大きい食器棚も吊り上げ作業で解決!
食器棚を搬入するにあたり、場合によっては吊り上げが必要になることもあるでしょう。吊り上げの判断ポイントとしては、2階に運びたいけれども食器棚が階段を通らない時や、いらなくなった食器棚を処分したいのにも関わらず、マンションの2階から搬出できないなどのことが挙げられます。
たとえ2階でなくても、1階の部屋に通す場合でも、場合によっては吊り上げが必要になることもあります。その際の判断ポイントは、ドアや曲がり角を通れるかどうかです。
まずは玄関ドアや経路の幅や高さを確認してみる
サイズが大きく建物の土台や廊下の曲がり角が通れないこともあるでしょう。ドアが完全に開かなければ、ドアノブのサイズも考慮しなければなりません。
玄関などのドアからの搬入が難しい場合には、それ以外の経路から搬入できるかどうかを確認します。ドアを通過した後に奥行きが狭かったり、旋回できる奥行きや幅があるかどうかの確認も重要と言えるでしょう。
まずは高さや奥行き、幅とドアの高さと幅のサイズなどを見比べることが大切です。もしも玄関のドアなのから難しい場合には、ベランダ2階の窓からの場合に入れられるのであれば、吊り上げを行うことになります。その際の吊り上げにはどのような方法があるのかも把握しておくとよいでしょう。
室内経路からの搬入出が難しい場合は吊り上げ作業になる
いくつかの方法がありますが、手吊りによるものやユニック車やクレーン車を使うもの、荷上げ機や昇降機を使うものなど様々です。一番多く使われているものが、人力で吊り上げを行う方法です。
重量が重すぎないことや、建物の2階までであること、2階の搬入経路で食器棚が通れるなどの条件が当てはまります。あまりにも重すぎるものだと、作業員でも持ち上げることが難しくなるため、この作業は難しくなるでしょう。
大型の冷蔵庫のようなものの場合にはこのケースに当てはまることもありますが、食器棚の場合にはたいていの場合、重量的には問題ありません。人力による作業は3階以上となると作業は困難です。
食器棚を吊り上げる流れ
具体的な流れとしては、一般的には3名以上で行う事になります。まず最初に傷がつかないように専用の梱包資材を使い丁寧に梱包していくことになります。
専用のロープで丁寧にくくりつけたら、搬入経路に傷がつかないように必要に応じて養生も行なっていています。作業員は一階部分と2階部分の二手に分かれ、1階では倒れないようにしっかりと支えます。
2階では作業員がロープを使い慎重にゆっくりと引き上げて行きます。吊り上げることができたらロープを解き、設置したい場所に運んでいくことになるでしょう。必要に応じ梱包資材から解いて設置を行います。