捨てたくても屋外に出せない大きなタンスの搬出方法
捨てたくても屋外に出せない、そんな悩みの種になる家具は少なくありませんが、タンスも代表的なものの1つだといえます。例えば大きくてドアを通らない、重量があって持ち上げたり運び出すのが難しい、そういうタンスには吊り下げという搬出方法があります。
家からタンスを運び出せない…そんなときは吊り下げて搬出!
吊り下げは文字通りタンスを吊るす形で屋外に出し、地上に下ろすやり方のことです。当然ながら養生したり、慎重に作業をする必要はありますが、廊下や階段を通らないような状況でも屋外に搬出できるのが魅力です。つまり、買い替えや処分の際に搬出が実現するので、タンスを捨てたくても屋外に出せずに困っている人にとっては朗報となります。
基本的には分解できるところは分解したり、小さくして運び出せるか確認するのが先決です。しかし、分解が難しい場合は、まるごとそのまま搬出する必要性が出てきます。搬入時にどのように屋内に運んだかにもよりますが、窓以外に搬出できそうな場所がない時は、吊り下げが有力な選択肢となるでしょう。
吊り下げはクレーンを搭載するユニック車などの車両を使ったり、人力で行う方法もあります。人力であれば車両が通らない狭い通りでも作業できますし、柔軟な対応が行えるので、近所迷惑にならないように静かに作業するといったことも可能です。
タンスを吊り下げて搬出する場合は専門業者にまかせるのが安心
タンスを搬出して処分する流れとしては、中身を全て取り出して外せる引き出しなどは外します。次に作業中に接触して傷を作ったり壊れないように、しっかりと養生して作業に備えます。
吊り下げ本番は複数人のスタッフが連携する形で、予め確認した通りの手順や流れで作業が進められます。クレーンを使う場合もそうですが、手順にミスがあると作業中に外れてしまったり、最悪落下とそれによる被害の発生が起こり得るので細心の注意が求められます。
普段から搬出作業に取り組んでいる専門的な企業であれば注意事項の確認を怠りませんし、スタッフ間で注意する意識があるので安心して作業を任せることができます。作業に用いる車両や人員の確保ができれば、プロでなくても作業は可能ですが、経験やノウハウがないと思った通りに上手くいかなかったり、落下のような被害の発生を招きます。
専門性が高くて慎重さが求められますから、できそうに思えても安易に手を出さない方が良いでしょう。プロは万一に備え保険を掛けた上で慎重な作業に取り組みますから、リスクの備えなしの作業とは異なりますし、やはりプロに相談して任せた方が安心です。