高度成長期には住まいに関する価値観が大きく変化した時代です。和式のトタンの長屋ではなくニュータウンといって新たな住まいのために急速に土地造成が行われていったのです。

山林を切り崩し土地を造成してそこに団地をたくさん建築しました。団地はアメリカなどの西欧式の住まいを踏襲し、カーペットが敷かれ間仕切りをドアや壁で行いリビングダイニングが設置されたわけです。

アメリカやフランスなど西欧諸国のような住まいの団地には、それに似合う便利な家電も必要として家電製品もたくさん販売されたのです。三種の神器と言って、高度成長期では冷蔵庫、テレビ、洗濯機が人気の家電となりました。

こうした家電が高度成長期にたくさん製造され、家事を格段と楽にしてくれたのです。しかしながら当時の三種の神器に代表される家電は、まだまだコンパクトであって、団地の玄関の入り口を通れないか伝統物はごく少ないものだったんです。

便利なネット通販！でも、想像以上に大きすぎた…ということも

令和時代に入り、新型コロナ感染拡大が深刻になると、多くの人々がステイホームが叫ばれおうち時間が格段と多くなっていきました。今まで仕事を会社に通勤して事務所で仕事をしていた人も自宅のパソコンでリモートでこなすことが当たり前になりつつあります。

さらには休日にはアウトドアでキャンプや旅行を楽しんでいた家族も、必然的におうちの中で何とか工夫して過ごさなければならなくなったのです。自粛生活で各家庭でよくみられるようになった現象として挙げられるのが、よりお家での生活を快適にする新しい家電に関心を持ち、多くの人がネットショッピングで家電を購入するようになったことです。

ネット通販では家電量販店とは違い、慎重に調べたり、サイズを測ったりせず購入してしまったり、販売員のアドバイスを受けないで購入するので思い込みだけで購入してしまう現象もみられるようになってるんです。

そこで購入ボタンを押した後に、玄関の間口に家電が入るかわからないといった問題が起こるようにもなっています。さらにドラム式洗濯機、大型テレビは非常に規格が大きく、マンションの玄関口をうまく通過しないこともしばしばあります。

購入した後でも大丈夫！吊り上げ作業で入ります

こうした場合には、一軒家の裏の庭から二階へ、もしくは玄関の裏手から10階の部屋にとクレーンで吊り上げ搬入する必要があります。この場合には通常の配送費用の他、別途クレーン車の手配もしくは人力による吊り上げ作業による搬入依頼をしなければなりません。

この場合、人力のつり上げの搬入には1万円前後、クレーン車の場合には2万円から3万円程度別途費用がかかることを心得る必要があります。